脂漏性脱毛症とは?その原因と治療方法!
5964views
Contents
脂漏性皮膚炎による抜け毛とは?
脂漏性脱毛症とはホルモンのバランスの異常などで過剰に皮脂が分泌され、
それらが毛穴を塞ぐ事で毛穴周辺部や毛根が炎症を起こし、髪が抜けるという症状です。
塞がれた毛穴周辺で頭皮の常在菌が異常繁殖し、
その影響で毛根部近くまで炎症が及んで髪が抜け落ちてしまうと言うことです。
症状悪化してしまうと?
皮脂分泌過多により頭皮付近へのおおきなフケや、頭皮の赤みやかゆみが発生します。
悪化してくると炎症を起こした皮膚を守ろうとかさぶたができてきます。
病院などに行かず放置することにより炎症が進み、頭皮環境が悪化します。
それにより髪の毛が細くなり、毛根へのダメージで髪の毛が抜け落ちていきます。
脂漏性脱毛症の原因
上記で症状をお伝えしましたが、見た目にも頭皮が皮脂でべたべたしており、
皮脂がつまってしまっているのが分かることもあります。
では、その原因とはどのようなことから起こるのでしょうか?
男性だけじゃないその原因!
炎症の原因は、毛穴につまった皮脂とそれを好み異常繁殖するマセラチア菌です。
マセラチア菌は常在菌ですので、誰の頭皮にも存在します。
この常在菌が異常繁殖しないよう、皮脂分泌を正常に保つことが脂漏性脱毛症の予防には必要です。
脂漏性皮膚炎は男性ホルモンの多い男性に症状が出やすいと言われますが、
女性もストレスや栄養バランスの乱れ、生活リズムの乱れなどにより
男性ホルモンが増え、皮脂が出やすくなる場合があります。
また、青年期に脂漏性脱毛症を発症する方も多くいます。
青年期は、感受性が高いことで精神的に不安定になりやすく、
情緒不安定でもあるので、それによっても脂漏性脱毛症を発症すると言われています。
治療方法
まずは、毛穴の炎症を落ち着かせる必要があります。
脱毛がひどいからと言っていきなり育毛剤を使うと、
頭皮への刺激となり症状が悪化する場合もあります。
医療機関にて適切な治療
実際に現状、どのような症状なのかきちんと知るためにも
医療機関にて適切な治療を受ける必要があります。
その際、脂漏性脱毛症は炎症が強いと診断されますと、
炎症を鎮める内服薬の抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤を処方される場合もあります。
これらは主にかゆみの症状を抑える薬となっています。
またビタミンBは皮脂分泌を抑制する働きがあるので、ビタミン剤を出されることもあります。
自分でできること
ご自宅で出来ることとすれば、頭皮への刺激を最小限にするために、
肌に合った洗浄力の優しいシャンプーを選び使用することです。
アミノ酸シャンプーは洗浄力がマイルドなので肌に優しく、毎日使用しても負担になりづらいです。
もしかすると、医療機関でシャンプーの変更を勧められる可能性もあります。
ご自宅で出来る対策としてシャンプーの見直しも行ってみてください。
生活習慣の乱れや、ストレスなどが原因で発症する恐れがありますので
ご心配な方は、まず自身の食生活など一度見直してみて下さい。