筋トレをすると抜け毛が増えるのは本当?
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筋トレ後は男性ホルモンが増加
筋トレをすると、その後は男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が増加します。
「男性ホルモン=ハゲる」という認識があるため、筋トレが薄毛に繋がると思われがちです。
テストステロンの効果
テストステロンは良性の男性ホルモンで、身体に様々な効果をもたらします。
薄毛の直接的な原因にはなりません。
その効果を見ていきましょう。
筋肉の回復、増強
テストステロンは男性らしい体を作ります。
ヒゲや太い骨格を形成し、ガッチリとした体型へ導きます。
また、筋肉や骨の強度も維持します。
性機能の活発化
前立腺への作用もあると言われており、性欲の促進や性機能を発達させます。
加齢によりテストステロンが衰えるとEDになる可能性もあります。
血管を健康に保つ
血管を正常に保ち、コレステロールを流してくれます。
テストステロンが多い男性は生活習慣病にかかりにくく、動脈硬化も予防します。
ポジティブに
精神的に明るくなる作用もあります。
テストステロンは幸福感に関連するドーパミンの生成を促すので、やる気を高める作用があります。
テストステロンの分泌量が少ない場合、不安感やネガティブ感情が強い傾向にあります。
筋トレが薄毛に繋がる可能性
テストステロンが5αリダクターゼと結合すると、AGAの原因となるジビドロテストステロンに変化します。
ジビドロテストステロンは薄毛や体毛の増加、前立腺への悪影響などの作用があります。
AGAの助長
DHT(ジビドロテストステロン)は男性型脱毛症の原因となります。
DHTは髪を作る細胞分裂を減少させてしまうので、
必然的に髪が細くなっていき、最終的に薄毛になります。
プロテインの悪影響
筋トレと一緒にプロテインを飲むことも髪にはよくないこともあります。
糖分や脂肪が多く含れるプロテインだと、5αリダクターゼが活発化する可能性があると言われています。
全てが悪影響というわけではないようなので、プロテインの成分には注意して選びましょう。
また、育毛に使えるプロテインも発売されています。
女性の場合は?
筋トレを行うと、筋肉の回復・増強に沢山の栄養を使います。
そのため過度な筋トレは、髪に使う栄養不足に繋がり抜け毛を増やす可能性があります。
よくトレーニングをする場合、食事から栄養をしっかりと摂りましょう。
まとめ
筋トレと薄毛に直接的な関わりはないようですが、薄毛に繋がってくる可能性はあります。
とはいえ、身体を動かすことは健康への第一歩です。自分にあった運動と育毛を行っていきたいですね。