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ドライヤーvs自然乾燥、育毛に良いのはどっち!?

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シャンプーをしてお風呂からあがった後、そのままドライヤーを使わず自然乾燥する…という声をよく耳にしますが、皆さんはいかがでしょうか。

ドライヤーは「熱で髪が傷みそう」「面倒だ」等の理由で行わない方も多くいらっしゃいますが、果たして本当に髪の健康や育毛の為に良いのはどちらなのか、詳しくお話していきたいと思います。

自然乾燥のメリット

自然乾燥、ドライヤーどちらにも良い面・悪い面はあります。
それぞれを一つずつ見ていきましょう。
まずは自然乾燥のメリットです。

ドライヤーをかけなくなる分、時短が出来る

特に忙しいサラリーマンや、主婦の方にとってはドライヤーの時間も惜しいと思います。
ただ、後ほど述べますが自然乾燥で髪への負担がかかる事も事実です。
どうしてもドライヤーに時間をかけたくないが、髪への負担もなるべく抑えたいという方は、
ショートカットや短めのヘアスタイルにし、ダメージを最小限に抑える工夫をすると良いでしょう。

電気代の節約になる

ドライヤーは意外と電力を使います。
しっかりタオルドライをし、ドライヤーの時間をかけなければ電気代の節約にも一役買います。

ドライヤーのメリット

続いて、ドライヤーのメリットです。
髪は熱に弱いと思われがちで、確かにそれも事実ではありますが、
ドライヤーで乾かす時は、ドライヤーを近づけすぎず
出来るだけ動かし続けるという点に気を付けてさえいれば、熱による心配はほとんどありません。

髪のキューティクルを保てる

髪の毛が濡れた状態のままにしておくと、キューティクルが開いたままになり、ダメージを受けやすくなります。
「キューティクル」とは、髪の表面を覆っている魚のうろこ状の組織です。
開いた状態のままでいると、髪の内部の栄養が出てしまいキューティクルが剥がれ落ちてしまいます。
ドライヤーで乾かすことでキューティクルを引き締めて整えることが出来ます。

寝ぐせがつきにくい

夜しっかり髪を乾かさずに寝てしまうと、朝起きた時に変な寝ぐせがついてしまいます。
髪は、髪が乾く際に水素結合が起こる事で、形が決まります。
朝のセットの時間を短縮するためにも、髪を洗ったあとはしっかり乾かしましょう。

地肌が健康になる

髪を乾かさないと頭皮に雑菌が繁殖してしまいます。雑菌は髪の水分を餌としています。
そのために髪が濡れたままにしていると菌がどんどん繁殖してしまうのです。
頭皮(地肌)に雑菌が繁殖してしまわないように、シャンプー後はしっかりと乾かしましょう。

自然乾燥のデメリット

続いて、デメリットについてお話していきます。
ほとんど、上記で述べたメリットと反対の内容になります。

菌が繁殖し、ニオイや痒みの原因になる

先ほど述べたとおり、髪が濡れている状態が続くと雑菌が繁殖してしまい、においやかゆみの元になります。
さらに、髪を濡らしたまま寝てしまうと枕と髪が接触している部分は湿度が高まるため、より菌が繁殖しやすくなってしまいます。

髪が傷みやすくなる

濡れた髪は、キューティクルが開いたままになっています。
開いた状態のキューティクルは、はがれ落ちやすく、またブラッシングなどで簡単に傷つきます。
そのため、半乾きの状態でブラッシングや、そのまま寝て枕に頭をあててしまうと、
摩擦によりキューティクルが剥がれて傷つき、パサつきや枝毛の原因にもなります。

自然乾燥をしているとキューティクルが引き締められないので、髪を守ることが出来なくなってしまいます。

薄毛、フケの原因を誘発してしまう

ここが一番気になるポイントかと思います。
頭皮の雑菌が繁殖すると、頭皮のターンオーバーのリズムが大きく崩れてしまい、フケがでやすくなってしまいます。

また、髪を濡れたままにしておくと頭が冷え、頭皮の血行が悪くなります。
発毛には、頭皮の血行が重要です。
血行をよくするためにもなるべくドライヤーはかけた方が良いです。

ドライヤーのデメリット

続いて、ドライヤーのデメリットです。

熱により髪の水分が奪われる

髪は熱に弱いという性質があり、髪を傷めてしまうかもしれないというデメリットもあります。
ドライヤーを近づけすぎたり、長時間あてすぎる事により、髪の水分が必要以上に奪われ、パサパサになってしまう可能性もあります。
頭皮環境を悪くすると抜け毛が多くなるので気を付けましょう。
髪が短い方であっても、近づけすぎる、長時間あてるという行為は危険です。

手間や電気代がかかる

製品にもよると思いますが、ドライヤーは電力を使います。
避けたい方は、ショートカットやボブなど短めのヘアスタイルにし、
ドライヤーを当てる時間が極力短くなるような工夫をすると良いでしょう。
長時間あてる事による髪へのダメージも少なくする事が出来ます。

結局どちらが良いのか?

自然乾燥とドライヤー、それぞれの良い点・悪い点を見てきました。
ここまで読んで頂くとわかるかと思いますが、
比較してみるとドライヤーによるデメリットは以外と小さく、
工夫する事である程度解消する事が可能です。

反対に、自然乾燥によるデメリットは積み重なってしまうと避けられないトラブルの原因にもなりますので、
ドライヤーを使う方が髪の為には良いと言えるでしょう。
少しの時間や電気代をかける価値は十分にあります。

乾かし方のコツ

タオルドライ

しっかりタオルドライをしてからドライヤーをかけましょう。
タオルドライの目的は、ドライヤーに向けて髪や頭皮の大きな水滴を取る事です。
水が滴るような状態でドライヤーをかけても意味がないどころか、
長時間ドライヤーすることになってしまう為、逆効果であると言えます。

お風呂上りなので頭皮はふやけ、かなり傷みやすくなっています。
ゴシゴシと力を入れて拭き取ってしまうのは禁物です。
頭全体をタオルで優しく包み、根本の部分は髪とタオルのまわりの空気をかき混ぜるように、
毛先の部分は軽くたたくような気持ちで拭くのがベストです。

ドライヤー

髪全体に色々な方向から風を当てて軽く水分を飛ばした後、最も乾きが遅い襟足から乾かしていきます。
頭皮からドライヤーの送風口まで20センチは空けるようにし、同じ場所に長時間当てないように注意しましょう。
ドライヤーは20センチ以上は離して温風を当て、同じ部位に2秒以上当てないように注意してください。

髪の毛を完全に乾かさなくても、8割くらい乾くと後は余熱ですぐに乾いてくるので大丈夫です。
大方乾いてきたら、髪全体を冷風で冷やしましょう。
冷たい風をあてることで、開いたキューティクルをキュッと引き締めることができます。

また、髪が長めの人は、眠る前に櫛で髪をとかしておくと良いでしょう。
ただし乾く前のブラッシングは、キューティクルが傷つくためNGです。

まとめ

正しく洗髪・乾燥をすれば、髪の毛はサラサラしているはずです。
毎日続けることで髪の毛がどんどん生き生きしてくると思います。

頭皮環境を整えることは、薄毛対策のためにとても重要なので、
今回述べた内容もぜひ習慣として取り入れてみてください。

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