引きこもっているとハゲる!?
では、「適度な運動」はどうでしょうか。
一見、無関係にも思える要素ですが、運動不足も抜け毛や薄毛の原因の一つとして指摘される事もあるようです。
Contents
運動不足と薄毛の関係性
まず、なぜ運動不足が薄毛に繋がるのかを解説いたします。
1:ストレスによる影響
ストレスの場合は、ストレスが直接抜け毛に影響するというより、ストレスが原因で自律神経や交感神経がうまく機能しないことで、結果として薄毛が起きてしまうということが多いです。
これに対する根本的機能は、やはりストレスをうまくガス抜きするなど、日ごろからのケアが必要です。
今の社会でストレスのない生活というものは中々ありませんし、生活をしていくには、ストレスとうまく付き合っていく必要があります。
ちなみに、ストレスが原因というだけで以下のような症状があります。
・男性ホルモンに異常をきたし、皮脂の分泌が必要以上に活発になり、毛穴が詰まるようになる
・血行が悪くなり、髪や頭皮に栄養が行き届きにくくなる
・頭皮がかたくなり、血液の巡りが悪くなる
どれも髪の毛に良くないことばかりです。
髪を回復させるためには、まずストレス予防のため、少しでも運動をすることを心がけてください。
2:食生活との関わり
運動不足になると、それだけ肥満になってしまう可能性も高まります。
特に、食べ物が溢れている現代においては、脂っこくカロリーが高いメニューも多く、運動不足のままでいるとすぐにカロリー過多となって肥満へと繋がります。
また、運動不足は筋力低下を招きます。
筋力が低下することで、食事で摂取したエネルギーを十分に消化できなくなったり、体に老化をもたらすといった悪影響があります。
こうした悪影響は当然、抜け毛や薄毛にも関連します。
運動不足になると筋肉が凝り固まり、血行不良に、血行不良になれば十分な栄養が頭皮にも届けられなくなる、という事態に陥ります。
私たちが食事によって得たエネルギーの大半は、血液に乗って全身に運ばれます。
そのため血行が悪くなると、全身にくまなく栄養を運ぶことが難しくなります。
特に頭皮は頭のてっぺんにあり、ポンプの役目をしている心臓から離れており、
血行不良による影響を受けやすい体のパーツといえます。
したがって、運動不足が抜け毛や薄毛に影響すると考えられるわけです。
2.育毛のためのおすすめ運動法
薄毛対策のための運動は、筋トレではなく有酸素運動の方が好ましいとされています。有酸素運動により、全身の血流を改善させ、心肺機能の向上や血管の柔軟性アップなどが期待できます。
血流改善によって頭皮にどのような影響を与えるのかというと、
血流が改善されれば毛細血管に血液が最後までしっかりと流れ、
酸素や必要な栄養素が行き渡るようになり、健康な髪の毛を作ることができます。
1:ウォーキング
では、その有酸素運動とは具体的に何であるかというと、まずはウォーキングです。
学生時代から今まであまり運動をしてこなかった人が急に激しい運動をすると、筋肉などに与える負担は大きくなります。そのため身体への負担が少ないウォーキングから始めることは大変おすすめです。
ただ歩くだけではなく、大股で早歩きをする、太ももの裏側にある筋肉を意識しながら歩く、腕を大きく振る、などに注意して歩くのがポイントです。
また、タクシーに多く乗る人は、バスや電車に切り替える
電車やバスに多く乗る人は徒歩の距離を増やす
エスカレーターに立って乗る人は、エスカレーターでは歩く、もしくは階段に切り替える
など、わざわざハードな運動をしなくても、このように日常的に心掛けることだけで大きく違ってくることでしょう。
2:ストレッチ
ストレッチは、身体が温かく血行の良いお風呂上りに行うのがおすすめです。
ストレッチによって体を柔らかくする事で血行はよくなりますし、全身を動かす事は、体がポンプの役割を果たし、血流を良くしてくれます。
またゆっくりと体を伸ばしていくことは、運動不足の解消にも一役買います。
肩こり、腰痛がある人は血行が悪い証拠なので、率先して行うようにして下さい。
ここで、身体の部位別におすすめのストレッチ方法をご紹介いたします。
■肩のストレッチ
①まず、背筋を伸ばし両腕を真上にあげて、万歳のポーズをします。
軽く手を合わせ、ゆっくり上へ上へと手を伸ばしていって下さい。
伸びきった状態でゆっくり5秒数えます。
②その状態から両手を横に開き、胸を張りながらゆっくり下げていきます。
③両手が斜め45度位になったら、一度腕を止めて胸を張ります。
④その状態でゆっくり深呼吸しながら5秒数えます。
⑤数え終わったら肩の力を抜きましょう。
一呼吸置いてから両手をまっすぐ前に伸ばし手を合わせます。
そのままゆっくり腕を前に伸ばして下さい。
⑥伸びきった状態になりましたら、手は合わせたまま、腕を上にあげていきます。
⑦①のポーズになったら、①~⑥を3回繰り返して下さい。
⑧最後に一度肩の力を抜き、両腕を大きく外回しで3回、回しましょう。
その後は同じように内回しで3回、回します。
■腰のストレッチ
①椅子に深く座って背筋をぴんと伸ばし、両手を頭の後ろで組みます。
②下半身はそのままで、上半身が右を向くように、ゆっくりひねります。
呼吸はゆっくりと、ひねりきったら5秒間止めます。
③続いて上半身が左を向くようにゆっくりとひねります。
これも、ひねりきったら5秒間止めましょう。
②と③を3回ずつ行います。
④深く座った状態のままで、右ひざを抱え込むようにして、胸につかせるように引き上げます。
その状態でゆっくり5秒数えて下さい。
⑤続いて左ひざを抱え込むようにして、胸につかせるように引き上げます。
その状態でゆっくり5秒数えて下さい。
④と⑤を左右3回ずつ行います。
⑥後のストレッチは、深く椅子に座って背筋を伸ばした姿勢のまま、両手を腰にあてます。
⑦深く呼吸をしながら、胸をそらしていきましょう。
いっぱいまでそらしたら5秒数え、⑥の姿勢にゆっくり戻します。
これを3回繰り返して下さい。
3:ストレッチを行う際の注意点
①体調が悪い時はやらない事
毎日行うことはもちろん大切ですが、無理をしても良い効果は得られません。
疲れている時、体調が悪い時はきちんと休む事も大切です。
そのような時は、早めに床につきしっかりと休んで下さい。
②呼吸は深くゆっくりと
ストレッチを行う際は「呼吸は深くゆっくりと」を意識して下さい。新鮮な空気を肺に一杯に取り組んで全身に送ってあげましょう。
また、深い呼吸をする事で全身の筋肉を緩和させる事ができます。
真剣に行うとついつい呼吸を止めてしまいがちですが、体を痛める原因になりますので、ご注意下さい。
③体の動きは焦らず静かに
ストレッチは長い時間をかけてゆっくりと伸ばしていく事が大切です。
よく反動をつけてストレッチをする人がいますが、勢いよくやってしまうと一気に体が伸び、痛める原因となり危険です。
また、ゆっくりやらなければ筋肉も弛緩しないため、逆効果になります。
3.まとめ
ウォーキングやストレッチなどは、予算もかけず誰でも始めることが出来る薄毛対策と言えます。
軽めの運動からさっそく生活の中に取り入れてみましょう。