薄毛と脂ってどんな関係?
これは概ね理に適っています。
おそば屋さんでしたら、かつ丼や天丼、
ラーメン屋さんでしたら、チャーシューメンなどが代表的です。
たしかに美味しいので気持ちはとてもよくわかります。
でも気をつけなければいけません。
こういったものは、はげのモトなのです。
薄毛を治すことを念頭において食生活を考え直しましょう。
脂(あぶら)とはそもそも何か
簡単にいうと、油(脂)です。
脂を摂り過ぎると、その分体内にも脂が入るわけですから、余計に脂っぽくなります。
脂っぽくなると、頭皮に「皮脂の過剰分泌」という悪影響を与えます。
皮脂には下記の役割があります。
・過剰な水分の蒸発を防ぎ、頭皮の潤いを保つ
・髪の毛に「ツヤ」を与える
・様々な細菌や毒性物質の侵入を防ぎ、頭皮を感染から守る
しかしこれが過剰に分泌されることで、以下のような悪影響があります。
脂が過剰分泌すると、どのような影響があるのか
① 育毛剤の浸透を妨げてしまう
毛穴が皮脂で塞がれるので、育毛剤が頭皮に浸透しにくくなってしまいます。
② フケが増える
皮脂が老化したり酸化していくとフケ(=老化した角質)となり頭皮からはがれるため、
皮脂が過剰に分泌されるとその分フケも増えてしまいます。
③ 細菌や微生物による頭皮の炎症
皮脂が増えていくと細菌や微生物が繁殖しやすくなり、それらが皮脂を遊離脂肪酸に変えることで頭皮に炎症がおき、結果的に脱毛を引き起こす原因となります。
④ 紫外線による頭皮の炎症
紫外線により皮脂が酸化されて過酸化脂質に変化し、これが頭皮の炎症を生じさせ、結果的に脱毛を引き起こす原因となります。
これを避けるためにも、紫外線の強いところでは帽子をかぶる必要があります。
頭皮も日焼けをしてしまうので十分に注意してください。
様々な事が原因で、皮脂の過剰分泌に繋がってしまっている事が、お分かり頂けたかと思います。
重ねて言いますが大量の脂は髪の大敵です。
食生活から脂を意識する
意識をしなければ気がつきませんが現代の食事には油がとても多く使われています。
もともとはげにくい方は、それほど食生活に気をつけなくても心配する必要はありませんが、
薄毛になりやすい人は謙虚にその状況を受け入れ、食生活にも気を遣っていかなければなりません。
× 肺炎、肺がん → たばこ
× 胃が悪い → 刺激物
× 薄毛 → 脂(油)の多い食事
上のように考えてみて頂けるとわかりやすいかと思います。
体調不良の時などは、食生活に対して気を遣うはずです。
そのため皮脂を抑えるためには、たとえば以下の食事は控えるべきであると認識しておきましょう。
・炒め物
・フライドチキン
・ラーメン
・天ぷら
・フライ
・肉類(特に牛肉)
とは言っても、普段の生活には付き合いもあることと思います。
また、これらの食べ物はとても美味しいので、たまには食べたくなることもあるでしょう。
そんな時は食べてもいいと思いますが、その代わりたくさんの野菜を食べるようにしてください。
野菜の重要性について
先ほど、「脂ものの代わりにたくさんの野菜を食べるようにしてください」と述べました。
野菜の重要性は一般的によく知られていると思いますが、髪についても例外ではありません。
基本的に身体に良いものは髪にも良いのです。
また、野菜をしっかりと摂ることで、脂を摂ったとしても脂の吸収を少なくする働きがあるといわれています。
加えて、特に先に野菜を食べることでその働きが増すともいわれているようです。
食物繊維によって腸の中もきれいに洗浄されやすいので、体の中の毒素を排出できるという働きもあるようです。
ここで気をつけていただきたいことは、野菜炒めなどは野菜が摂取できますが、
油分が多いとその分の脂も吸収してしまっているので、できれば煮物や生野菜の方が好ましいということです。
とは言え、野菜をたくさん食べるということにも限度があると思います。
なので、常日頃バランスの良い食生活を心掛けることが重要になります。
普段から野菜を食べることを意識してさえしていれば、一度に無理して食べる必要もなくなりますよね。
もうひとつ参考までに付け加えておきますと、よくスーパーやコンビニで売っている野菜ジュースについては、
熱処理をされているため、本当にそのままの栄養が吸収されるのかは疑問が残るようです。
だからと言って効果がないわけではありませんし、栄養は豊富に入っていると思います。
一番いいのは、野菜を買ってきてジューサーでジュースにして飲むことです。
「スムージー」もブームとなりましたね。
時間に余裕がある方は、目覚めの一杯にとてもお勧めです。
咀嚼するようにゆっくり飲むと良いでしょう。
肉は食べなくても大丈夫!?
お肉が好きという人は多いと思います。
その人達にとっては、お肉を食べないのは辛いことかもしれませんが、私たちは肉を食べなくてもちゃんと生きていけます。
世の中にはベジタリアンはたくさんいますし、そういう方のほうがかえって健康だったりします。
筋肉質の陸上選手でも肉を一切食べないという方はたくさんいます。
彼らは大豆などで濃いタンパク質を摂取して筋力をつけているようです。
動物性タンパク質ではなく、植物性タンパク質でも頑丈な体を作ることができますし、
血液もきれいになり、内臓にも負担をかけずに済みます。
ある男性スポーツトレーナーがおっしゃるには、お肉はたまにしか食べないといいます。
タンパク質はほとんど大豆系の食べ物で補っているとの事です。
多くの方はアスリートではありませんので、そこまで食生活の質に気を使う必要はないと思いますが、
普段から自分がどのくらいお肉を食べたかをしっかりと頭に入れていただき、
その前後でバランスの良い食生活をとっていただきたいと思います。
脂の多い肉は髪にあまりよくない、ということだけを覚えておいてください。
余談ですが、豚肉には髪に良い影響を与えるビタミンDが豊富です。
もしお肉を食べたくて仕方がなくなったら、脂身を除いた豚肉を少量なら、あまり悪い影響を与えることはないでしょう。
もちろん、野菜はしっかりと摂っていただく事をおすすめします。
まとめ
今回は、特に「脂」についてお話しましたが、普段の食習慣を見直すことはとても大切です。
少しずつでも良いので、今日から野菜と脂ものの割合を変えていくなどの工夫をしてみましょう。