薄毛の種類っていくつあるかご存知ですか?
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AGAがなんのことかわからないという人はけっこういるかもしれませんが、一度も聞いたことがない人はだいぶ少なくなっていていると思います。
一般的に「薄毛」というと、たいていは男性型脱毛症であるAGAを指すことになるわけですが、その症状は、「抜け毛が多くなり、しかも発毛の能力が低くなる」というところまでは、ご自身が悩まされているか否かにかかわらず理解している人が多いでしょう。ところが、AGAの種類に関しては知らない人も多く、それどころか、AGAに種類があるなんて知らなかったという人もいるはずです。
ということで、今回はAGAの種類についてお話しすることにしましょう。
AGAにはどんな種類があるのか
AGAに種類があるといわれても、なんとなくイメージができたとしても、具体的にその種類を指摘できる人はそうそういないと思います。もしかしたら、すでにAGAを発症している人でさえも、その種類までは把握できていないケースのほうが多い可能性もあります。AGAの種類は、見た目の症状から分類されることが多いです。
症状によって分類されるAGAの種類
AGAは、その原因と考えられるいくつもの因子があるにもかかわらず、一般的な病気のように、明確な原因が指摘されない種類のトラブルであるといえます。AGAは、遺伝だけが要因で発症する可能性もありますが、遺伝はまったく無関係の種類もあります。つまり、一般的な病気とは異なり、明確な指標がないために、AGAの明確な原因を特定できないことが多いのです。
そのかわりというわけではないですが、AGAは一般的に、その「見た目」の症状から種類を分類することが多いです。要は、薄毛のエリアによって種類が異なるという分類をすることが多いのです。実際、薄毛が起こる部位や形、エリアによって、多少なりとも原因が異なることもあって、原因を特定しづらいAGAの分類法としては、目に見える形に帰着するのはむしろ好都合だったりもするのです。
それでは、実際にどんな症状ごとにAGAがどう分類されているのかをご紹介していきたいと思います。
症状ごとのAGAの分類
症状ごとにAGAの分類がなされることが多いわけですが、薄毛が進行するエリアが、アルファベット1文字で表記されることが多く、アルファベットを用いて分類することが多いです。よく知られるところを実際に挙げていきましょう。
M字
額の両サイドから薄毛が進行していく、薄毛の中では最も多く症状が報告される機会が多い種類です。真正面から見たときに、生え際が見事に’アルファベットのM’の文字を描くことから、このような名称が付されました。
O字
いわゆる「つむじハゲ」に相当する種類の薄毛です。つむじを中心とする同心円の円周および内部が薄毛の進行域になります。上からみるとアルファベットの’O’の文字見えることから、このように呼ばれるようになったと考えられrます。このタイプのAGAは、「サザエさん」に登場する波平さんのような薄毛です。
A字(U字)
いわゆる「混合型」と呼ばれるタイプの薄毛で、「M字」、「O字」が混合したタイプの薄毛です。混合とはいっても、その症状は非常に重度のものがおおいタイプです。M字が進行すると、左右のサイドばかりではなく、額の真ん中まで後退していきます。その後退と同時にO字の薄毛が進行することにより、薄毛は前髪の生え際部分からつむじ後方まで、アルファベットの’A’の文字のような形で進行していきます。また、後ろから見ると、生え際がアルファベットの’U’の文字のようにも見えることから、「U字」の別称があります。
今回ご紹介したのはあくまでも「AGAの代表的な分類」であって、もう少し細かく分類するなら、まだいくつかの小分類も可能ではあります。ただ、一般的にAGAというと、上記のいずれかの症状に当たる可能性が高くなります。
ちなみに、AGAは「男性型脱毛症」ではありますが、「円形脱毛症」はAGAとは異なる種類の脱毛症です。円形脱毛症は、治療すれば健康保険が適用されることが多いですが、AGAは、原則として保険適用外として処理されることになりますので、この点には注意してください。
どの種類のAGAにしても、早めの対処が必要!
上記のように、症状のタイプが豊富であるのがAGAの特徴になります。とはいえ、症状のタイプによらず、進行を食い止めるためにはできるだけ早く治療に入るなり生活習慣を改善するなりして、何らかの対処をしていく必要があると考えて間違いありません。AGAは進行性の薄毛なので、放置すると、薄毛はどんどん進行していきます。
近年はかなり優秀な育毛剤・発毛剤などが、コンビニやドラッグストア、そしてもちろんネット通販なので購入できるようになっていますが、より高い確実性を求めるのであれば、市販の育毛剤や発毛剤よりも、一般皮膚科やAGA専門のクリニックなどで治療をしたほうが有効な場合が多いですよ。