抜け毛と食生活の関係性
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抜け毛と食生活の深い関係性
食事の質は、抜け毛となって現れてきます。
それは、髪の毛が食事によって取り入れた栄養で作られるためです。
最近では食生活が欧米化し、肉中心の食事が一般的になってきました。
それにともなって日本人の薄毛率も増加しています。髪の毛を作る栄養が
十分に摂取できていない人も増えているのでしょう。
抜け毛の原因になる食べ物
脂っこい食べ物
油料理の中でも特に身体に悪いのが「酸化した油」を使用したものです。
ファストフードのように油を取り替えなかったりすることで、
酸化した油が料理に染み付くことになります。
こうした油が体内に入ると、胸焼けを起こす、消化器官に負担が
かかるなど悪影響を及ぼします。
すると消化機能が追いつかず、血液が汚れてしまうのです。
血流が悪くドロドロになる原理はこのため。髪は血液が運んだ栄養を
受け取って成長していきます。栄養が不足し血行も悪くなれば、
髪はやせ細ってしまい、抜け毛へと繋がるでしょう。
要注意な食べ物
・揚げ物
・ポテトチップスなど
味付けが濃い食べ物
亜鉛は味覚に影響を与えるミネラルです。
味付けが濃いものを好む人は「亜鉛」が不足している可能性があります。
亜鉛は摂取したタンパク質を筋肉や髪の毛に変換させる働きがあるので、
亜鉛不足はそのまま抜け毛・薄毛に繋がってしまいます。
要注意な食べ物
・ファストフード
・インスタント食品
辛い食べ物
辛いものは直接的に抜け毛の要因にはなりませんが注意が必要です。
刺激物は頭皮の皮脂を増加させます。過剰な皮脂は頭皮トラブルの原因
になってしまいます。特に夜の食事で辛いものを食べて、
そのまま寝てしまうと抜け毛が増えてしまうかもしれません。
辛いものを食べた後は頭を洗浄してから就寝しましょう。
辛いものの代表であるカプサイシンには細胞活性に働くと言われ、
育毛剤にも配合されていることがあります。
・食べ過ぎに注意
お酒・ジュース
アルコール分解の際に、シスチンとメチオニンという髪の毛を作る
成分がエネルギーとして消費されてしまいます。
さらにアルコール飲料やジュースには糖分が多く含まれる場合があります。
糖分は皮脂の分泌過多に繋がり、血行も悪くします。
毛穴のつまりや、髪の栄養不足に繋がるので特に気を付けましょう
抜け毛対策に役立つ栄養素
抜け毛の原因になる食べ物は身近にありますが、
薄毛・抜け毛予防になる栄養素も沢山あります。
効果的な栄養素を把握して、普段の食事に取り入れていきましょう。
亜鉛
牡蠣、レバー、牛肉などに含まれます。
成人男性が必要とする1日の摂取量は約15gと言われています。
牡蠣ならば5個程度、牛肉ならば350g程必要です。
亜鉛は男性型脱毛症の原因であるホルモンを阻害する働きがあるので、
男性の抜け毛予防には特に効果的です。
大豆イソフラボン
女性ホルモンによく似た働きをするイソフラボン。
大豆をはじめとした豆類に含まれています。
イソフラボンとカプサイシンを同時に摂取することで、
「IGF-1」という物質が増加し、これが発毛に働くと言われています。
髪の毛を構成するのは18種類のアミノ酸で構成されるケラチンです。
IGF-1はアミノ酸の結合体であり、髪に良い栄養になります。
ビタミン類
髪の栄養として摂ったタンパク質などの吸収効果を高めるのが
ビタミン類です。その他にも細胞活性化や肌の保湿など、
育毛に働きかけ、健やかな頭皮を保つ効果があります。
コンビニ弁当や外食が多かったり、アルコール飲料を好む場合は、
ビタミン不足になる傾向がありますので注意しましょう。
まとめ
髪の毛は食生活を移す鏡です。育毛剤を使っているのに効果がない
と感じる方は、上記を踏まえた食生活を意識してみてください。
育毛剤は髪の成長を促すものなので、まずは土台(身体)がしっかり
していなければいくら使っても効果は見込めないでしょう。
育毛はシビアです。何かが欠けていても結果が出ない原因になります。
薄毛は身体の中と外からのアプローチを行うことで
効果的に改善できます。
栄養素が不足していると感じている人は、サプリメントの活用も
検討することをオススメいたします。