抜け毛が原因かも?卵巣嚢腫について
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Contents
卵巣嚢腫とは
卵巣嚢腫とはどのような病気なのでしょうか?
卵巣嚢腫について
卵巣嚢腫とは、卵巣にできる腫瘍の中でも、悪性ではないものの総称です。卵巣のできもののことですが、小さいうちは自覚症状が無いことがほとんどで、多くは腫瘍がかなり大きくなってから、おなかのふくらみや圧迫感などを覚えて発見されます。
放置したままにしていると
卵巣嚢腫の症状があるのに放置したままにしておくと悪化します。嚢腫が肥大化すると、月経時に通常以上の痛みを感じたり、月経時以外にも腰痛や腹痛を起こしたりすることもあります。また、卵巣嚢腫が膀胱を圧迫して頻尿になったり、腸を圧迫して便秘になったりもします。できものが何かの拍子にお腹の中でぐるりと回り、卵管がねじれて激しい痛みに襲われてしまうので、悪化した場合手術が必要になってきます。
自覚症状がない
卵巣の病気は自覚症状がなく発見が遅くなりがちです。手遅れになることを避けるためには、婦人科を定期的に受診して検査を受けることが大切です。
卵巣嚢腫の種類
卵巣嚢腫にはいくつかの種類があります。
漿液性嚢腫(しょうえきせいのうしゅ)
卵巣嚢腫の中で最も頻度が高いもので、卵巣の表面を覆う上皮から発生し、漿液というさらさらした液体が卵巣の中に溜まってしまったものです。
粘液性嚢腫
ゼラチンのようにねばねばした液体が卵巣の中に溜まってしまうもので、閉経後の女性に多いといわれています。
皮様性嚢腫
半ば成長した人間の元が卵巣に溜まり、ドロドロとした腫瘍になってしまったものをいいます。20~30代の女性に多い疾患だとされています。
チョコレート嚢胞
子宮内膜症が原因でできる嚢腫です。名前の由来は、子宮内膜の細胞や血液が変色してチョコレートのように見えることです。
卵巣の病気で抜け毛が増える
病気による抜け毛は年齢を問いません。20~30代と年齢的にまだ若く、加齢やホルモン分泌の減少という理由が考えられないのに、抜け毛が多い場合は、病気の兆候である可能性もあるのです。卵巣の病気によって薄毛が増えます。卵巣の主な病気には、卵巣嚢腫が挙げられます。
抜け毛が増える原因は
卵巣に病気があると、髪の毛が細くなり、抜け毛が多くなります。卵巣は、丈夫な髪の毛の生産を促す女性ホルモンの分泌に関わっているからです。女性ホルモンの分泌量が少なくなると、抜け毛が増えてしまいます。
髪の生育に関係している
女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、卵巣から分泌されています。エストロゲンには髪の毛を太く丈夫にし、艶やかにする働きがあります。卵巣に問題があり、エストロゲンの分泌量が減ると、髪の毛が生育できずに抜けやすくなります。
まとめ
自覚症状が出にくいものの、放置してしまうと危険な可能性もあるのが卵巣嚢腫です。卵巣嚢腫は卵巣機能を低下させることがあり、女性ホルモンのバランスを乱す原因になるので、抜け毛が増えてしまうのです。卵巣機能の低下には、生理不順や不正出血、イライラ、動悸、発汗などの症状もあります。抜け毛だけでなくほかの症状もあるのであればびぃういんを受診するといいでしょう。