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AGAとストレスの関係について

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現代社会はストレスを抱えやすい環境であり、日常のあらゆる出来事でストレスは蓄積されてしまいます。
ストレスが蓄積されると身体に様々な悪影響を及ぼすといわれていますが、AGA(男性型脱毛症)との関係性はどうなのでしょうか?

AGAのメカニズム

体質や遺伝によって、5αリダクターゼという還元酵素が生成されます。

男性ホルモンのテストステロンという物質が、還元酵素の5αリダクターゼによって、ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンに変換されます。
そして、ジヒドロテストステロン(DHT)が、毛乳頭細胞にある受容体と結合して、髪の成長を阻害してしまうことが、最新の研究において判明しています。

AGAとストレスの関係について

AGAは、親族等から遺伝的に影響を受ける遺伝や、男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)が深く関わっているといわれているので、基本的に、AGAの直接的な原因はストレスとは異なります。
しかし、ストレスは身体の様々な機能を低下させる影響を及ぼす為、間接的にAGAを悪化させ、治療を妨げる原因となることがあります。
AGAの治療を行っている方は、日々の生活で過度なストレスがかかっていないかどうかも考えてみましょう。

ストレスがAGAに影響を与えてしまう理由とは?

強すぎるストレスや、長期的にストレスを受け続けていると、身体の機能を低下させ、健康を損なう要因となり、髪にも同様に様々なダメージを受けることになります。

AGA改善の為に重要な、血流量が減ってしまう

人間は、強いストレスを長期間受け続けると、代謝機能が落ち、血流量が減っていきます。
当然、頭皮への血流量も減る為、髪の毛を作り上げる組織である毛包や毛母細胞にも栄養が届かなくなり、抜け毛が増えて髪の毛が細くなり、薄毛が進行してしまいます。

AGA(男性型脱毛症)治療薬で有名なミノキシジルの効果は、血流量を増やして発毛を促進させることのように、髪の毛の成長にとって頭皮への血流量は大変重要なものとなっています。

AGAの原因となるテストステロンの分泌が活発になる

ストレスを受け、血流量が下がってしまうことに反応した身体は、それに対応をする為に男性ホルモンのテストステロンの分泌を積極的に行います。
(テストステロンには、血流量を上げる作用があるといわれています。)

このテストステロンは、AGA(男性系脱毛症)の原因となる悪玉ホルモンを作り出すきっかけとなるホルモンです。
ストレスを感じ、テストステロンを多量に分泌することにより、脱毛ホルモンの生成スピードが加速し、薄毛や抜け毛が進行してしまうことになります。

ホルモンバランスに悪影響を及ぼす

ストレスはホルモンバランスに影響を及ぼします。
これによって、頭皮におけるホルモン異常が促進され、AGAを悪化させてしまいます。

AGAの原因となる、ジヒドロテストステロン(DHT)生成が促進される

ストレスを受けると、自律神経がダメージを受け、男性ホルモン等の身体のあらゆる内分泌系に異常が生じ、AGAの原因となる、ジヒドロテストステロン(DHT)生成が促進されやすくなってしまいます。
遺伝的にあまりAGAの心配がない人でも、ストレスが原因となって薄毛が発症する可能性は十分にあります。

AGA治療に重要な毛細血管を萎縮させる

ストレスは毛細血管を萎縮させます。
毛細血管は、発毛メカニズム上欠かせない栄養素運搬の役割を担っているので、AGA進行に影響を与えてしまいます。

AGA治療に重要な血流が悪くなる

人間の循環器系や消化器系の働きは、自律神経によって維持されています。自律神経はデリケートなので、ストレスを受けると簡単にホルモンのバランスが崩れ、自律神経は乱れてしまいます。
自律神経は、身体にとって大切な役割を果たしているので、乱れると身体の様々な部位に影響を与えてしまいますが、その1つに血行不良があります。

ストレスを受けると自律神経の働きが乱れ、血管が収縮し、全身の血液の流れが悪くなります。ストレスを感じると身体が怠くなりますが、それは身体血流が悪くなることによります。
頭部は重力の関係上、血液が行き渡りにくく、血行不良の影響が受けやすくなります。
血液は髪の毛の発育に必要な栄養を毛母細胞に運ぶ働きがある為、血行が悪くなることで髪は栄養不足となり、抜けやすい髪の毛となってしまいます。

頭皮の硬化

人間は強いストレスを感じると身体が強張り、緊張状態になります。通常ならリフレッシュをしたり、睡眠をとったりすることで、リラックス状態に戻るのですが、強いストレスを受け続けると、緊張が解けず、常に身体が強張った状態になります。その結果、頭皮が硬くなり、髪の毛に栄養が行き届きにくくなります。

皮脂の過剰分泌

人は、ストレスを感じるとホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンが多く分泌されます。男性ホルモンが多く分泌されると、皮脂が通常よりも過剰に分泌されます。過剰分泌された皮脂は毛穴を塞ぐ為、頭皮環境を悪化させてしまいます。

自律神経が乱れる

ストレスが溜まって自律神経が乱れると、交換神経と副交感神経の切り替えが正常に機能しなくなります。

夜、寝る時もリラックスできず、緊張状態が続いて寝付けなくなってしまう等の睡眠障害にも繋がりやすくなります。

髪の毛や頭皮の健康には睡眠が重要なので、髪の毛が育つ夜間に睡眠がとれないとなると、薄毛や抜け毛は悪化する可能性が高くなります。

睡眠障害

ストレスが原因となって、アドレナリンが分泌され、脳が興奮状態となる為、睡眠不足になることがあります。睡眠不足になると身体に様々な悪影響がでてきますが、抜け毛もその1つとなります。

睡眠不足になると抜け毛が増える理由は、「ホルモンバランスが崩れる」と「新陳代謝が悪くなる」の2つがあります。

髪の毛の発育に必要な毛母細胞の働きの為には、成長ホルモンが必要となります。頭皮のダメージを修復してくれる成長ホルモンは、22時から2時までの間に活発な分泌を行うといわれているので、この時間に睡眠をとることで、成長ホルモンの分泌を最大限に促進することができるといわれています。

~ホルモンバランスが崩れる~

睡眠不足となると、成長ホルモンの分泌量が減る為、毛母細胞の働きが弱まり、髪の成長が阻害されてしまいます。

又、頭皮のダメージが修復されず、蓄積されるので、髪の成長にも支障が生じてしまいます。
健康な頭皮がなければ抜け毛や薄毛は進行してしまうので、成長ホルモンによる頭皮ダメージの修復は重要なのです。
しっかり睡眠をとって、成長ホルモンの分泌を促進させ、毛母細胞の働きを活性化させ、頭皮環境を整えることが抜け毛対策には重要といえます。

~新陳代謝が悪くなる~

良質な睡眠は、身体の新陳代謝を高めます。新陳代謝が高くなれば、細胞分裂も促進されるので、髪の健康にも繋がりますが、睡眠不足となり新陳代謝が落ちると、髪の成長を阻害することになります。
更に、新陳代謝がうまく行われないと、血流が悪くなり、髪の毛へ十分な栄養が供給されなくなるので髪が抜けやすくなることがあります。

又、睡眠不足はストレスにも繋がるので、悪循環に陥りやすくなります。

免疫機能低下

ストレスは免疫機能を低下させます。免疫機能低下によって、身体の様々な機能に悪影響を及ぼし、病気にもかかりやすくなってしまいます。

内臓の不調

ストレスは内臓の働きにも影響を及ぼします。ストレスを受け、自律神経が乱れる事により、胃腸などの消化機能が低下し、栄養の吸収が悪くなります。
又、体内で生成される栄養素がうまく作られなくなり、育毛に大切なタンパク質などの成分も不足してしまう為、髪に栄養が行き渡らなくなってしまいます。

AGAの原因である「5αリダクターゼ」を抑制する作用がある、亜鉛が消費されてしまう

~亜鉛のAGAに対する効果とは?~

髪の毛の主成分はタンパク質です。タンパク質の構成には亜鉛が欠かせません。
亜鉛が不足しているとタンパク質が合成できないので、抜け毛が増え、新しい髪の毛が生えてこなくなってしまいます。
又、亜鉛にはAGAの原因である5αリダクターゼを抑制する働きがある為、AGAの抜け毛対策に効果的な栄養素と言われています。

~ストレスと亜鉛の関係~

日本人は亜鉛が不足気味といわれています。
ストレスを受けると亜鉛が消費されてしまう為、ただでさえ不足になりがちな亜鉛が更に不足してしまい、髪の構成に必要なタンパク質が作られずに抜け毛に繋がってしまいます。

~亜鉛が多く含まれている食材~

亜鉛は体内でつくることができない物質なので、亜鉛が含まれている食材を摂取し、亜鉛不足にならないようにしましょう。

・亜鉛が多く含まれている食材

牡蠣、牛肉、ナッツ類、レバーなど。

(亜鉛はビタミンCと一緒にとると、亜鉛の吸収率が上がります。)

ストレス発散すれば、AGAは完治できる?

ストレスは、AGA(男性型脱毛症)の要因の1つにはなりますが、ストレスだけが原因でAGAを発症することはないので、ストレスを感じない生活を送っていてもAGAの症状が出る方もいますし、逆に、ストレスを溜め込んでいる方でもAGAを発症しない方もいます。

しかし、ストレスは身体へ様々な影響を与え、病気を起こす引き金と言われています。
AGA治療には、最も効果的な治療薬を服用することで、進行を抑えることができるといわれており、ストレスをなくすことで、発毛や育毛を妨げることなく、頭皮へ十分に栄養が行き渡らせることができるとされています。

ストレスと関係性の深い脱毛症に、円形脱毛症があります

円形脱毛症の発症は、ストレスが引きかねとなったり、症状を悪化させる要因になったりする可能性があるといわれています。しかし、近年では、直接の原因は自己免疫の異常反応ではないかとも考えられているそうです。

ストレスを発散させる対策方法

現代社会で一切のストレスを感じずに生活をするのは容易なことではないので、スポーツをして身体を動かしたり、趣味の時間をつくってリフレッシュしたりと、上手く発散させることは大切なこととなります。

気分転換をする

ストレスはあらゆる生活の面で受ける可能性があります。
うまく気分転換をしてストレスを解消しましょう。
一つのことに熱中しすぎると、それがうまくいかなかった場合に大きな重圧を感じてしまいます。
趣味やスポーツ、旅行などによって、別の面にも目を向けるよう工夫をしてみるのも良いでしょう。

おススメな気分転換の方法

・運動をして体を動かす
・お風呂や足湯等でゆっくり体を温める
・散歩をする
・音楽を聴く・映画を見るなど好きな事をする時間を作る
など。

嗜好品を取り入れる

甘いものや、美味しい食べ物などの嗜好品を取り入れるのもストレス解消になります。
自分に適した嗜みを楽しんで、上手にストレスをコントロールしてみるのもおススメな方法の1つです。

思考法を変えてみる

思考法を変えてみるのも一つの方法です。
日々、マイナスと感じていることも、見方を変えてみるとプラスのことになるかもしれません。

自分なりのストレス発散方法を、1~2個身につけておく

自分なりのストレス発散方法を1~2つ身に着けておくと、生活をしていく中で、ストレスを溜めずに自然に適応しやすくなります。

まとめ

一見関係がないように思えるストレスとAGAですが、精神的なストレスが溜まり過ぎると、身体の免疫機能が低下し、自律神経のバランスも崩れるので、頭皮の血行が悪くなってしまいます。
これによって抜け毛の量が増えるなどの髪のトラブルが発生するので、AGAとストレスは無関係とはいえません。
ストレスを溜めないことは、AGAへの効果だけではなく、生活習慣の予防や癌などの重大疾患に発症しない為の策にもなるので、日ごろから意識するように心がけましょう。

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