AGAの原因とは?
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が、一方では、AGAとは無縁の方もいます。
AGAになる人と、ならない人がいるのは何故なのでしょうか?
そもそもAGAの原因って一体何?
AGAの原因を知ることも、治療法を選ぶ上で必要な情報となります。
そこで、こちらのページでは、AGAの原因についてまとめてみました。
Contents
AGA(エージーエー)とは?
AGA(エージーエー)とは、薄毛の症状の一つである「男性型脱毛症」のことをいいます。
成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことで、思春期以降に額の生際や、頭頂部の髪が薄くなっていきます。
AGAを発症すると、年齢などに関係なく抜け毛が増えて薄毛が進行します。
一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが原因と考えられています。
AGAの原因
「AGAの原因は男性ホルモン」と思っている人もいますが、男性ホルモンの増加がAGAの原因ではなく、男性ホルモンがDHT(ジヒドロテストロン)に変換されることが薄毛の原因となります。
AGAの原因の大元であるDHT(ジヒドロテストステロン)とは?
強力な脱毛作用のある男性ホルモンの一種。
AGAの原因となるメカニズム
強力な脱毛作用のある男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)は、テストステロンという男性ホルモンが代謝されることで作られます。
一般的な男性ホルモンは、髭やワキ毛などの性毛を生やす作用があり、テストステロン(男性ホルモン)も同様の作用がありますが、テストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)に変化すると、一転して強力な脱毛作用をもってしまいます。
そして、DHT(ジヒドロテストステロン)は、ヘアサイクルの成長期を短くしてしまうので、細く短い髪の毛しか生えてこなくなり、健康だった髪の毛も抜ける為、髪の密度が減るだけでなく、生えている髪も弱々しくなり、薄毛となってしまうのです。
~そもそも、男らしさを保つ為のテストステロン(男性ホルモン)が何故、AGAを引き起こすDHT(ジヒドロテストステロン)に変化するのでしょうか?~
テストステロン(男性ホルモン)は、筋肉や性欲欲求などの男らしさを維持する為に必要なものですが、その分泌量は年齢と共に減少します。
すると、男性の身体は、足りない男性ホルモンを補おうとして、より強力な男性ホルモンを作ろうとします。その為にテストステロン(男性ホルモン)が5αリダクターゼという酵素と結びつき、DHT(ジヒドロテストステロン)に変化します。
よって、5αリダクターゼは、頭髪には無害だったテストステロン(男性ホルモン)を脱毛作用のあるDHT(ジヒドロテストステロン)に変化させてしまう、ハゲたくない男性にとって困った酵素といえるのです。
又、5αリダクターゼは、頭皮の皮脂腺や毛乳頭に多く存在します。
頭皮の皮脂腺や毛乳頭は、髪の毛を成長させる役割を持っています。その髪にとって重要な部分である、頭皮の皮脂腺や毛乳頭で、脱毛作用のあるDHT(ジヒドロテストステロン)が作られてしまうことで、薄毛になってしまいます。
5αリダクターゼの量や、毛乳頭細胞の受容体の感受性は遺伝する。
DHT(ジヒドロテストステロン)を作る5αリダクターゼ(酵素)の量は人によって異なります。
一方では、5αリダクターゼ(酵素)がほとんどないという、AGAとは無縁の方もいます。
5αリダクターゼ(酵素)によってできたDHT(ジヒドロテストステロン)は、毛乳頭細胞の受容体(アンドロゲンレセプター)に取り込まれることによって、ヘアサイクルを短くしてしまいます。
が、これも毛乳頭細胞の受容体(アンドロゲンレセプター)の感度が鈍い人と、敏感な人がいます。DHT(ジヒドロテストステロン)の量が同じ場合、毛乳頭細胞の受容体の感度が高い人は多く取り込まれる為、薄毛になりやすくなってしまいます。
5αリダクターゼ(酵素)の量や受容体の感度は、体質(=遺伝子)によって異なります。
5αリダクターゼ(酵素)は遺伝的な要素が強い為、家系的に薄毛男性が多いという方は、5αリダクターゼの量が多い家系と考えられます。ハゲは遺伝するといいますが、これが一つの理由となります。
又、DHT(ジヒドロテストステロン)は、毛乳頭細胞のアンドロゲンレセプター(男性ホルモン受容体)というものを通して取り込まれることによって、ヘアサイクルを乱し、AGAの原因になりますが、このレセプターの感受性が遺伝的に高い人がいるというのも、AGAが遺伝すると言われているところとなります。
AGA対策は、5αリダクターゼを抑制することが重要
テストステロン(男性ホルモン)が5αリダクターゼと結びつくことによって、強烈な脱毛指令を出すDHT(ジヒドロテストロン)が生み出されるので、AGA対策の基本はDHT(ジヒドロテストロン)を生み出す5αリダクターゼを抑制することが重要となります。
何故なら、男性ホルモンの分泌量を調節すると身体のバランスを崩すことになりかねませんし、男性ホルモンの分泌量がどんなに増えようとも、5αリダクターゼを抑制さえすればDHT(ジヒドロテストロン)も同時に抑制できるからです。
生活習慣の悪化もAGAの原因に繋がります。
遺伝的要素がなかったとしても、生活習慣の悪化によってAGAを発症する可能性は誰にでもあります。
以下のような生活習慣の男性は、要注意です。
・脂質や糖質の多い食生活
・過度の飲酒・喫煙
・ストレス過多
・睡眠不足
・運動不足
など。
まとめ
聞きなれない単語が羅列する為、ややこしい感が否めませんが、理解して頂けましたでしょうか?
まとめますと、
テストステロン(男性ホルモン)が、5αリダクターゼという酵素びつき、強力な脱毛作用のある男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)に変化することが、AGAの原因となります。
そして、これらのホルモンや酵素が生まれつき多い方が、遺伝的にAGAになりやすい体質ということになる為、DHAは遺伝が大いに関係するといわれている由縁となります。
「なーんだ、結局、遺伝ならどうしようもないじゃないか!」と、諦めるのはまだ早いです!
幸いなことに現在では、自宅でできるものから、専門クリニックを受診する方法までAGAの治療方法は、多種多様に存在し、適切なケアをすることで改善できる可能性は大いにあります。
AGAは徐々に進行するので、手遅れになる前に、適切なケアをして大切な髪の毛を守ってあげてくださいね。